人権尊重への取組

人権デュー・ディリジェンスの実施

NCDグループは、国連「ビジネスと人権に関する指導原則」に則り、人権デュー・ディリジェンスの取組において、人権課題の特定、防止、軽減、是正を進め、グループ一体となった人権意識の向上、人権マネジメントの向上に努めています。当社グループが実施する人権デュー・ディリジェンスの結果、最優先で対処すべき人権課題として以下を特定し、リスクの防止および軽減に努めています。

  • 賃金の不足・未払い、生活賃金
  • 過剰・不当な労働時間
  • ハラスメント
  • 外国人労働者の権利
  • プライバシーの権利

教育・研修の実施

毎年、グループの全従業員を対象とした人権に関するe-learningを実施しており、国籍、民族、人種、宗教、信条、性別、年齢、社会的身分及び障害の有無等の理由による差別について、従業員ひとり一人が考え、気づきを得る機会を設けています。また、これに加え、ハラスメント防止に向けた教育についても全従業員を対象に定期的に実施し、人権侵害にあたる行為の撲滅に取り組んでいます。
また、2023年11月には役員をはじめとするグループ幹部向けの人権研修を実施しました。

通報・相談窓口の設置

ハラスメント等の人権侵害に関する通報・相談を受け付ける窓口として「NCDグループホットライン」を設置しています。受け付けた通報・相談は、本人が承諾しない限り匿名が担保される等、そのプライバシーは保護され、不利益な扱いを受けることがないよう慎重な対応がなされています。個別事案への対応については、コンプライアンス委員会において事実関係の調査・審議を行い、関係者への指導・教育を行うとともに、その適切な解決を図っています。