株主・投資家の皆様へ

株主・投資家の皆様におかれましては、日頃より格別のご支援を賜り、心より御礼申し上げます。

当社グループは、パーパス「人の鼓動、もっと社会へ。」を起点に、IT関連事業とパーキングシステム事業という2つの事業基盤を通じて、社会とお客様に新たな価値を提供し続けてまいりました。長年にわたり培ってきた技術力と実績を活かして、独自のビジネスモデルを確立し、安定した収益基盤を築いております。

当社グループは、2032年のありたい姿(グループビジョン)の実現に向けた第一ステップとして中期経営計画「Vision2026」を推進してまいりました。本計画では、「既存ビジネスの付加価値向上と新しいビジネスの創出による更なるNCDバリューの追求」「企業価値向上に向けた経営基盤の強化」「最適なグループ事業体制の再構築」を基本方針に掲げ、既存ビジネスの高付加価値化と新規ビジネスの創出に取り組んできました。

その結果、IT関連事業においては、NCDサービスモデルの進展に伴い収益性が改善し、顧客基盤の強化が進みました。パーキングシステム事業においては、事業の構造改革を完遂し、これまでよりも筋肉質な体制へ進化しております。一方で、収益性の更なる改善や事業の高付加価値化については、引き続き取り組むべき課題であると認識しております。

こうした状況を踏まえ、当社グループは、2027年3月期から2029年3月期を対象とした新たな中期経営計画「Vision2029」を策定いたしました。本計画においては、「より明確な「強み」の構築による高付加価値ビジネスへの転換と、新たな成長領域の創出」を基本方針として、競争優位性を高めてまいります。

具体的には、IT関連事業においては、顧客のビジネス変革パートナーとして、 先端ITを駆使した既存サービスの高付加価値化と、上流工程案件の獲得による高付加価値領域の拡大に取り組みます。
さらに、複数の新規事業の立ち上げを支える体制構築も進めることで、持続的な成長基盤の構築を目指してまいります。

また、企業価値向上に向けては、人的資本への投資やサステナビリティ経営の推進を経営の中核に据え、社員一人ひとりの成長とエンゲージメントの向上を図るとともに、ガバナンスの高度化にも継続的に取り組んでまいります。

株主還元につきましては、安定的かつ継続的な配当を基本とし、原則として減配せず、配当の維持もしくは増配を行う累進配当を採用し、連結配当性向50%以上を目安とした利益還元を行う方針としております。今後も成長投資と株主還元の最適なバランスを図りながら、持続的な企業価値の向上に努めてまいります。

当社グループは変化を成長の機会と捉え、挑戦を続けることで新たな価値を創出し続けてまいります。
株主・投資家の皆様におかれましては、今後とも一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

代表取締役社長
下條 治