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株主・投資家の皆様へ

代表取締役社長 下條 治

当社は2024年1月1日付で、創業以来の社名「日本コンピュータ・ダイナミクス」を変更し「NCD株式会社」として新たなスタートを切りました。

振り返ってみれば、時代の変化とともに様々な困難に直面してきましたが、それらを乗り越えられたのも、株主の皆様をはじめ、お取引先や多くのステークホルダーの皆さまの支えがあってこそと、改めて実感しております。
この場を借りて感謝申し上げます。

当社グループを取り巻く環境は、人口減少・高齢化の進行、DXの進展、クラウドやAIなどの先端IT需要の増加、サステナビリティへの意識の高まりなど、刻一刻と変化を続けており、企業は常に何らかのトランスフォーメーションを迫られています。

このような状況において、当社グループは、ビジョン「2032年のありたい姿」の実現に向けたファーストステップとして、2024年3月期から2026年3月期までの3年間を対象とした新中期経営計画「Vision2026」を推進しています。

IT関連事業においては、人手不足等を背景とした業務効率化ニーズに加え、金融・製造業などにおけるDX市場の更なる拡大を見込み、これまで以上にお客様のDXに貢献すべく、NCDサービスモデルを進化・拡充させ、従来型SIビジネスからサービス提供型ビジネスへの変革を図っています。
また、2023年12月にはジャパンコンピューターサービスがNCDグループに加わったことで、事業基盤の一層の拡充が図れるものと期待しています。

一方、パーキングシステム事業においては、約3年間にわたる事業の構造改革の成果が現われ、収益性が大きく改善しています。
今後も構造改革によって構築したデータ基盤を活かし、データドリブン経営の実現による、意思決定の迅速化と競争力の強化を図ってまいります。
また、人手不足を補う月極駐輪場管理システム「ECOPOOL」の導入など、駐輪場運営のDX化に注力するとともに、会員型サービスの提供などを通じた新たなビジネスモデルの創出にも取り組みます。

コーポレート部門においては、IT関連事業、パーキングシステム事業に続く第3の柱となる事業を創出するため、事業アイディア公募制度を推進しています。
また、人材育成や採用活動にも力を入れるとともに、人的資本やサステナビリティへの取り組みを一層強化しつつ、非財務情報開示の充実を図り、引き続きガバナンス態勢の高度化に取り組んでまいります。
「2032年のありたい姿」では、より収益性の高い企業への変革を図り、サステナビリティ経営を推進することなどですべての従業員がNCDグループで働くことに幸せを感じ、かつ成長する“Well-beingカンパニー”となることを目指します。

株主・投資家の皆様におかれましては、新しいNCDグループにご期待いただくとともに、今後とも末永くご支援賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

代表取締役社長 下條 治